紙の通帳全廃へ。
三菱UFJ銀行が紙の通帳からデジタル通帳に切り替えた預金者、先着10万人に1000円をプレゼントするという荒ワザに出た。プレゼント総額は1億円という大ばん振舞い。
当の三菱UFJは「エコ通帳」………などと命名。国の重点課題とされるキャッシュレス化、ペーバレス化のけん引役に…………と、思いきや狙いは、やはり収益悪化対策だった。長引く低金利時代によって銀行の経営難……経済アナリストによっては銀行不要論すら唱える時代となって久しいが、そこでリストラの槍玉に挙がったのが紙の通帳だった。なんでも紙の通帳で同行には、70億円ものコストがかかっているのだと。
「エ〜〜〜 !! 通帳ってそんなに高いの?」
………って戦国時代でもないのに紙にそんな値がつくワケなくタネ明かしをすると………印紙税 !!
紙の通帳は印紙法で課税文書として位置づけられ1つの口座につき年間200円の印紙税を銀行側が負担しているんだとか。三菱UFJの個人口座は約3400万件なので紙の通帳で年間約70億円の印紙税を納めている計算に。業界全体ともなると年間納税額、約700億円 !! 紙の通帳は今後も希望すれば発行してくれるそうだが新規口座開設の場合は原則発行なし……紙の通帳全廃宣言が発表される日もそう遠くはないだろう。
もっとも、国の方もデジタル税の適用拡大とかなんとかこじつけて報復行為に出てくるんだろが………
………しかし、まあよくよく考えてみれば通帳にまめに記帳しなくても残高を確認する方法はいくらでもあるし記帳どころか通帳ほったらかしの人もたくさんいる! ぶっちゃけ紙の通帳は逆コスパ……そりゃあリストラの対象になるわな………
浜銀ちば銀 業務提携は薩長同盟………の巻
最近のコメント