シェフがインスタ人を嫌いな理由
BMWの試乗車であおり運転 ＆ 暴行。コレで一躍、2019年夏の主役に躍り出てしまった中年バカップル。一方で長年くすぶっていながら、この令和元年夏に一気に爆発した感があるのが、「インスタ食べ残し」。
甲子園球場近くにある、超デカ盛りカツ丼で有名な「大力食堂」店主の藤坂悦夫さん（81）は、「ここ数年、『 大 』を頼んでは、半分以上残して帰る客が相次ぐようになってのお。スマホいうんかな。あれで写真を撮るだけ撮って帰りおる。お米もお金ももったいないやろ…。それ見とったらおっちゃん、何かもう情けのうなってな………」と、サイズ・大をメニューから外した心境をしみじみ語る。
また、大阪・千日前のジビエ料理店「なんば赤狼」では、ツイッターで「3人で来て5人前の料理を注文、更に追加注文して大量の料理を撮影後、8割方残して帰られた。お金を払ったらインスタ映えのために料理を大量に残しても構わないと思っている方々は御遠慮下さい」と、インスタ人の予約・入店拒否宣言。
……この問題は根が深い。今春のバイトテロ事件と違って注文して、写真撮って、食べ残して帰った人を即犯罪者と言うワケにもいかないし………かといって作る方もカネを取ってるとはいえ、美味しく食べてもらえると思って作っているわけで、撮影・陳列用メニューの蝋細工職人ではないと………おっちゃんが情けのうなる気持ちはよくわかる。………なんのために作ったんだと。ワシは８歳で秀吉の孫っちゅうだけで殺された、豊臣国松かと。
そこへ行くと、大食いユーチューバー「はらぺこツインズ」のかこちゃん、あこちゃんの２人は筋金入りだよね…………タレント性は皆無だけど（失礼！）「マックシェイク10本」「餃子の王将全メニュー制覇」「４kg 特大クワトロ親子丼」「とんこつラーメン20人前」………なんてチャレンジメニューを制限時間をたっぷり残して完食しちゃうんだから………これでタレント性が少しでもあったら、「田園調布に家が建つわい」…………って誰かツッコめる人いるか？
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