白河の 水の清きに住みかねて 元の濁りの田沼恋しき
歴史好きならこの歌 💡💡💡かも。
これは松平定信による寛政の改革の厳しい取り締まりを嘆き、学問や娯楽が自由に解放されていた田沼意次の時代を懐かしんだ狂歌である。
そんな意次が江戸時代屈指の老中となるきっかけは、あの徳川吉宗だった。
ご存じ御三家・紀伊から8代将軍に就任することになった吉宗だが、サラリーマンの単身赴任じゃねぇんだから…………紀伊から家来、約300人を引き連れて江戸城へ。その中の1人に意次のオヤジがいたというワケだ。
その意次が辣腕を振るうのが9代家重と10代家治の時代で、意次は家重から相良1万石を与えられる………前置きが長くなってしまったが、その相良は此度の「河本千奈ちゃん(3)送迎バス置き去り熱中症死事件」の起きた、現静岡県牧之原市なのである。
その一報を聞いた時、バスは観光バス級の大型車で座席はたくさんの園児で満席………というイメージを抱いたが……………気温30度超えの日にバスから園児を降ろし忘れ、死に至らせてしまった…………という事実からすれば誰もがそう思うだろう。………ところがネットの新聞記事を読むと送迎バスと言ってもワゴン車で乗車していた園児はわずかに6人だったという………悔しい………なんで?
運転していた理事長(73)も添乗の派遣職員(70代女性)も路線バスの乗客の時と同じ感覚で降車しちゃったワケ???
点呼、点検は基本の基本でしょう。どうなってるんですか? 理事長!
……これが今日、この記事を書くことにした理由である。
……考えれば考えるほど千奈ちゃんが可哀想で可哀想で………ご遺族の方が気の毒で気の毒で…………そもそも暑い日じゃなくても、3歳の女の子が1人でバスに取り残されたらパニック!
それを………「筆舌に尽くし難い」とはこのこと………千奈ちゃんは推定50度近くのワゴン車の中で服を脱ぎ、水筒の水を飲んで、ひたすら助けを待っていた………絶句。
その壮絶さは保護者説明会で父親の言葉を聞いた、保護者ら計13人が過呼吸などで救急搬送されたという事態からもひしひしと伝わってくる。
理事なのに 基本のきすら 置き去りか
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