やるの? やらないの?
今年の1月末に当ブログで『オリンピック忠臣蔵』……というタイトルでコロナ禍における東京五輪の開催可否についてアップしたのだが………
今日はその続編。
あれから2ヶ月。7月23日(金)の開会式まで3ヶ月を切ったというのに、開催の可否が決まるどころか、“ 中止軍と開催軍 ” の戦いは決着の行方すら見えず………。これだけの一大事……まさか、くじ引きやコイントスで決めるワケにもいかんし…………😅いや、くじ引きは室町時代にあった。
6代将軍選びだ。当時は4人の候補者(足利義満の子供)がいたものの、のちに「応仁の乱」が勃発することからもわかるように、誰に決めても争いの種になることは必至だった。結果………くじ引きで6代将軍 足利義教が誕生………これなら任命責任もキングメーカーもねぇと………まあ、そこまでいかなくても山口組と一和会の抗争とかVHSとベータのシェア争いとか「いい勝負」をするのは序盤まで………大抵は強い方が決定打を打ち込んで、戦いの主導権を握って決まるものなんだが………ちなみにさんま 殿は、ベータ派。当時は散々ネタにしてましたね……いい出っ歯???は負けても絵になる……😀
で、今回の中止軍と開催軍の構図をざっくばらんに言うと、開催軍は I O Cや日本政府ら当事者、中止軍はそれ以外。さらに一歩踏み込んで言えば、決定打を打てるのは開催軍………すなわち開催軍が強い方。
……では、これだけのコロナ禍で国民の健康や生活が危機的状況にさらされていても、やっぱり東京オリンピックは強行・強引開催されてしまうのか? 結論から先に言うと私、フェイク老中は「中止」に追い込まれると見ている。その根拠………読み解くカギが………
2004年。今から17年前のプロ野球1リーグ制移行問題だ。
この時は各球団のオーナーをはじめとする8〜10球団の1リーグ制移行軍と選手会やファンなど12球団2リーグ制維持軍の戦いだった。
強い方 = 決定打を打てるのは、各球団のオーナー率いる移行軍。
移行軍はオリックスと近鉄、ロッテとダイエー、西武とヤクルト or 横浜……といった組み合わせで球団削減、1リーグ制移行を秘密裡に進め、2005年シーズンからの1リーグ制移行に王手がかかった………が! 当時、選手会長だった、古田敦也が選手会とオーナー側の直接交渉を要求すると、
「たかが選手が!(選手はオーナーと直接交渉できる身分にないという意味)」
当時、巨人軍のオーナーだった渡邉恒雄の有名な暴言(逆決定打)だ。
これで維持軍の闘争心に火がついた。1リーグ制移行阻止の機運と結束はこの暴言が起爆剤となり、形成は一気に逆転! 球団を私物化するオーナー = 悪者という世論はもう、どうにも止めようがなく、1リーグ制移行計画は撤回を余儀なくされた。
………いくら強くても、絶対数ではどう転んでも不利………世論を敵に回すような判断力なら、偉くなる前に放逐されている………スーパーマラドーナのごとく 😢
「たかが、コロナが!」
此度の戦いは、窮地に追い込まれたバッハ会長の暴言が決定打になりそうな気がする。
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