橋田壽賀子さん死去　解けた疑問　

​　　　『渡る世間は鬼ばかり』『おしん』『おんな太閤記』

 　それから……西部警察………は違うか。
数々の国民的ホームドラマを手がけてきた女優………じゃないよ……脚本家の橋田壽賀子さんが死去した。
　享年９5………代表作の一つ、おしん（朝ドラ  １９８３年〜８４年）は日本のみならず発展途上国を中心に数十カ国で放送され世界じゅうの人々に感動を与えた…………
​　が！　モデルとなったヤオハンは１９９７年に倒産。
旧経営陣は粉飾決算の疑いで逮捕されイオン傘下でイバラの道を歩むことに……
​　蛇足になるが私、フェイク老中……​​この訃報を聞くまで全く知らなかったのだが平成元年に亡くなった夫の岩崎嘉一 氏………彼が TBS の社員だったから橋田ドラマはNHKとTBSばっかでフジとか日テレ、MXなどライバル民放はほとんどないんですね……MXはライバルじゃねえか………スッキリした〜〜〜………って加藤茶のエンディングCMか！　​​

​​​​　……そんな昭和を闊歩してきた橋田先生も晩年は、
　「 もう、私の時代は終わった………仕事が来ませんもの 😂😂😂」
　これは橋田ドラマの根幹とも言うべき家族の喜怒哀楽をベースとした……「ホームドラマ」を日本人が求めなくなってきたということ。
　確かに……スマホでコンテンツを探索してエンタメ、ライフスタイルを各々好き勝手に満喫するという世の中になってくると………もう、ホームドラマに癒しや共感を求める時代は終わったのかなと…………結婚が “ ​​​​人生の義務 ​” という風潮も薄れつつあるし………

​​​​​​​　一方で………３回手がけた大河ドラマの１回目がサルの側室、淀殿……が主人公がドラマにならんか…………正室ねね（高台院）の生涯を描いた『おんな太閤記』だった。​
　太閤＝秀吉………というイメージが世間一般では定着しているが太閤は摂政・関白を子弟に譲った者の呼称。
​​​​​退位された​​天皇が「上皇」となるように………ちなみに「ねね」は間違いで史実では「おね」
　戦国ファンおなじみの桑田忠親先生（故人）が、時代考証に入っていたんですけどねえ……文字通り “ サル ” も木から落ち………​​