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家系中核 六角家破産 あの頃……の巻

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​​ ♬ ♪ あいにきて  I ・NEED ・YOU! あいにきて  I ・NEED ・YOU!  ​24時間愛して〜 なんて言っては いないじゃない………


⬜︎当時の神奈川大学の学生たちは、テープのウォークマンでこんな曲を口ずさみながら行列に並んで、豚骨醤油を待ちわびて​いたのだろか……
 横浜家系​ラーメンの中核 六角家が破産した(六角橋の本店自体はコロナとは無関係の2017年10月末に閉店)。
 ​……時代の流れ………ですね。​​​​​そもそもなぜ、横浜家系がこれほどまでの人気を得たのか?
⬜︎…………ズバリ、​​
ニッチでしょう。時は1980年代中頃。関東人にとってラーメン屋といえば醤油か……みそか……チリトマト…………のラーメン屋なんてねえか………塩だろ、塩だろ。そこへ​九州からやってきた「とんこつ」はなんとも​斬新​​でまぶしかった。とんこつラーメンは瞬く間に関東人の胃袋を…………と、言いたいところだが、
⬜︎関東人の舌にとんこつは、こってり し過ぎ !! 」​
 これに醤油を加えると………満たされていなかった、ニッチ(スキマ)にハマるハマる………。それまでの関東人のラーメン感といえば、あっさり醤油の細麺で人気はありながらも、しみじみ細々とした地味な脇役。これが豚骨醤油、太麺、ほうれん草、でっかい海苔3枚となると、もう​ゴージャス​な主役。でっかい海苔3枚なんていうのは、今でいう​インスタ映え​を​意識した演出なんでしょうね。90年代当時は店の前を通ると、いつも長蛇の列………まだその言葉なかったけど、気温35度超えの​​猛暑日のような日でもまあ、並んでる並んでる………でも………
 デブは並んでませんでしたね。デブの欲望は………
 「すぐに、たくさん食べたい」
 ヤツらは味なんか、どうでもいいの。量さえたくさんあれば………動物か! どうでもいいか………デブの欲望なんて。ただ、新横浜の
ラーメン博物館​。さすがにココだけは、行列短めでしたね。いくら全国各地の名店が集まるラー博といっても、隣の神奈川区に本店があるんなら………札幌​の「すみれ」とか熊本の「こむらさき」、東京の「勝丸」とか​………ラー博進出感の強いトコ行きたいよね。​
 ちなみに屋号『六角家』の由来は、あの織田信長に先がけて楽市楽座を発案、経済の活性化を図った南近江(滋賀県)の戦国武将、六角定頼………ではなく、最寄りの東急東横線・六角橋駅…………ってないんですね……実は。六角家の人気で駅もないのに駅のある最寄りの「白楽」より “ ​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​地名度 ​​​​” をあげてしまった、下克上​の町「六角橋」から。​
 ……それにしても、当時の隆盛を知る人間としては、この破産のニュースは残念……! ノスタルジックにかられて、店の跡地に行ってみると……
⬜︎巨大な食券の銅像が……………建ってるワケねえだろ!​​​​​​


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